12-13 ワールドカップ回転最終戦 レンツァーハイデ(SUI)

 

 

2012-13シーズン FISワールドカップスキー最終戦は17日レンツァーハイデ(SUI)にて回転を行い、湯浅直樹が2本目他の選手を大きく引き離すラップタイムを出して今季3度目となる一桁成績 9位となった。

コースはスタートから急斜面、中盤の緩斜面を経てゴール前の中斜面へと続く。早朝の気温-7℃、硬く締まったバーンに72旗門がセットされた1本目は不規則なインターバルと広い振り幅の難しいセット。20番目にスタートした湯浅は中盤で内足にのり転倒、何とか旗門は通過したものの大きく出遅れてしまう。中盤以降リズムを取り戻し果敢に攻める。下部のパートでは3番目の区間タイムで滑り下りるが、上部のロスは取り戻せず3.45秒差の20位。

68旗門がセットされた2本目は一転スピードの出る滑らかなコース。1番という好スタート順を活かし、果敢にアタックする快走。スタートからゴールまで全ての区間でベストタイムを出した湯浅は2位に1秒以上の差をつけて驚異の11人抜き、9位にジャンプアップした。優勝はフェリックス・ ノイロイター(GER)、2位にマルセル・ヒルシャー(AUT)が入った。

腰痛に苦しめられた今シーズンだったが、後半の2戦で大健闘。この結果によりワールドカップ種目別SLは19位となった。ワールドカップ種目別SLを制したのは世界選手権を含むSL全10戦中5勝したヒルシャー(AUT)が1位、続く2位はノイロイター(GER)となった。


写真・文 (株)ジャパーナ 提供