平成18年度強化チーム第1回雪上合宿レポート

青山和敏(ブロック技術員)

はじめに

北海道朝里川温泉スキー場

北海道朝里川温泉スキー場

平成17年12月16日(金)〜20日(火)の日程で、北海道朝里川温泉スキー場にて今シーズン初回の雪上合宿を行いました。

昨年は、雪不足のため限られたスペースでのトレーニングとなりましたが、今年は、例年を上回る降雪と、北海道ならではの雪質のお陰で、シーズン初旬にして最高の環境でトレーニングを行うことができました。

参加選手は12名(男子6名、女子6名)、監督に市野SAJイグザミナー委員会委員長、コーチに青山、村上ブロック技術員、総勢15名で実施しました。

又、合宿期間中、愛知県でも記録的な大雪に見舞われ、飛行機の運行等、心配致しましたが、幸いにして予定に通り合宿を終えることができました。

トレーニング内容

合宿の様子1

合宿の様子1

合宿の様子2

合宿の様子2

1日目は、中斜面で基本ポジションの確認と体幹部各部分の使い方を意識した中での大回りを行いました。
新雪が積もった状況であったため、ナチュラルバーンでのポジショニングの確認ができたと思います。又、午後のトレーニング後に、市野先生の理論講習も実施し、今年度の技術テーマについて更に理解を深めることができました。

2日目は、前日のトレーニングを急斜面に移し行いました。
大回りを中心に実施しましたが、昨日までのトレーニングと、理論研修により、求められている技術を選手自身が整理しイメージできた様で、選手の滑りが目に見えて変化しました。 この日で帰る選手もいましたが、2日間でも十分な成果に繋がるトレーニングができたと感じました。

3日目は、まさに「バーン貸切状態」という中で、急斜面でのトレーニングができました。大回りは、前日までの反復練習とし、午後からは、新しいテーマでの小回りをトレーニングしました。新しいテーマでの小回りは、昨年、夏より理論的な面に時間をかけてきましたが、いざ雪上で体を動かすと、イメージ通りの動きができず、なかなか難しいものでした。

4日目も、前日同様、貸切り状態で、斜面変化のある急斜面での大回りと、小回りのトレーニングができました。 苦戦していた選手の滑りも、時間と共に変化が現れ、オフシーズンに行った理論研修が、滑りの中で、徐々にイメージと結びついていっていると実感し、手ごたえを感じました。

所感

全体的には非常に成果の上がった合宿であったと思います。特に男子は、新たに2名の選手が強化チームに加わったことで、お互いが刺激を受け、良い緊張感の中で合宿ができたと思います。1月の県予選までに、あと2回の合宿を行い、更に精度を高めて行きたいと思います。

最後に

今回の合宿を開催するにあたり、北海道スキー連盟の方々には多大なご支援を賜りました。特に、朝里川スキー場、畑中様には多くのご配慮を頂き、選手、コーチ共、この合宿に大変満足し感謝しております。あらためて、厚く御礼申し上げる次第です。今後は、県予選・ブロック選手権などの大会を通じ、更にレベルアップを図り、苗場で行われる全日本技術選手権での目標達成を目指し邁進する所存です。ますますのご支援の程、よろしくお願いいたします。