スキーの特性を生かしたトレーニング

1. スキー指導者の知識として「フィットネス」と「トレーニング」の違いについて空欄を埋めなさい。

レクリエーショナル・スキーを楽しむ( )を対象として、健康の( )と、スキー活動のための( )づくり、傷害の予防を目的としたものが「フィットネス」です。一方、運動刺激に対する身体の( )を利用し、計画的に運動刺激を継続することで永続的な( )を確保し、スポーツ能力の強化、発達を目指す過程が「トレーニング」です。これは「競技力の向上」や( )を発揮するための身体づくりを目的とします。

2. トレーニング計画を立案する上での原則を4つ記述しなさい。

3. トレーニング計画を立案する際の「系統性と漸進性の原則」について説明しなさい。

4. パワートレーニングにおける目安とする負荷について説明しなさい。

5. プライオメトリックス・トレーニングについて具体例をあげて説明しなさい。

6. 次の文章は、アルペンスキーに必要とされる筋力について説明しようとしたものである。文中の()の中に下の語群から適切な語句を選んで記号で答えなさい。ただし、同じ語句を2回使っても良い。

筋力とは、筋肉が収縮・伸展することによって外部に働きかける力のことです。アルペンスキーでは、大きな( )を受けこれに耐える力や姿勢の保持に必要とする( )的な筋力と、連続するターンを起動するために激しい全身関節の屈伸運動と( )の変換のための( )的筋力を必要とし、強い筋力とパワーと同時に( )が要求されます。なかでも、下肢は最も重要なパワー源ですが、上肢や上体は全体の( )保持や、下肢が大きなパワーを出しやすい( )にかなりの筋力を要します。

7. 次の文章は、アルペンスキーに必要とされる体力について説明しようとしたものである。文中の空欄に適切な語を入れて文章を完成させなさい。

同じ位置移動のスポーツでも、重力作用を推進力とし、雪面抵抗をコントロールして舵をとり滑り降りるスキーの運動は、他のスポーツと著しく異なる特性を有します。推進力は、主に( )に依存しますが、だからといって他のスポーツに比べて( )を必要としないわけではありません。スピードに対処し、( )を自在にコントロールする身体運動は、( )に対応した姿勢や( )に働きかけるための( )の維持、変動で、大きな( )やパワーを要し( )に依存する要素も大きいものがあります。

8. 次の表はアルペンスキーで求められる体力について説明したものである。空欄に適切な語句、数字を入れて完成させなさい。

1)行動を(   )する能力(     ) <有酸素能力>
2)行動を起こす能力   (     )
3)行動を調整する能力  柔軟性
            平衡性(   )能力 @姿勢反射
                      A(   )
                      B(   )
            巧緻性       @状況掌握能力
                      A動きの(    )
                      B動きの(    )
                      C動きの(    )

		
		

9. スキーにおける巧緻性(巧みさ)について説明したものである。空欄に該当する語句を入れなさい。

スキー運動における巧緻性(巧みさ)とは、複雑な動きに適応し、身体各部の多くの(  )を同時にコントロールできる能力であり、アルペンスキーでは、特に次の4つが重要です。

  1. 状況把握能力
    • 斜面状況を予測し、運動感覚による自分の身体運動を(   )できる
  2. 動きの正確さ
  3. 体肢の(    )能力
    • ―必要な技術動作にかなった体肢の動きができる。
    • 力の調整能力
      ― 状況に応じた力の発揮やエッジングにおける(   )、方向、(   )の調節ができる。
    • (   )能力 ―適切な時に適切な時間的配列にしたがった動作ができる
    • 出力の(   )能力 ― 同じ状況では常に同じ動きができる
  4. 動きの素早さ
    • 動作を素早く始めたり、動作の(   )が素早くできる。
  5. 持続性
    • 動きの正確さと素早さが持続できる(   )が必要である。

10. スキー滑走中の筋力についてアイソメトリック的な動作とアイソトニック的な動作の違いから説明しなさい。